源流旅人の山日記

手帳への記録が面倒になり、写真も合わせて記録できるブログ日記に変更

2017年9月24日 巻機山・米子沢

 田中さんと巻機山の米子沢に行ってきました。前回訪れたのは1983年なので34年ぶりです。元の計画では一泊でガラン沢に行くつもりでしたが、土曜日の天気が怪しいことから変更。
 前泊地の大原運動公園を5:20に出発し、清水の桜坂駐車場へ移動。6時に出発です。第3駐車場の脇の林道をしばらく進んで、堰堤を過ぎたところから入渓。しばらく河原状のところを歩き、水が出てきたところで靴を履き替えます。ここで先に入っていた2パーティを抜いて出発。 7時頃にようやく最初の滝が登場。
滝が始まる
 滑ノ沢が左から出合うと大滝。ここは右岸から明瞭な踏み跡で高巻きます。
滑ノ沢が合流
 途中の滝では先行パーティがロープを出して登っていました。我々は右から巻いて追い抜きます。
先行パーティ
 12mスダレ状の滝は真ん中を慎重に登ります。
左が本流に見えるけど
 沢が左に折れるとゴルジュ地帯へ。
ゴルジュ入口
 入口の滝は左にスリングがぶら下がっているが、滑ると深い釜に落ちるので、日影沢側から高巻きに入る。途中から踏み跡が消え、しばらく右往左往して、なんとか草付きに出たものの、その先が進めない。
 高巻いたものの
 結局戻って最初のところまで来ると、釜の左岸のバンドに出る踏み跡があった。そのままゴルジュを進んでチムニー滝へ。右のコーナーから登る。
チムニー滝
 さらに進むと一見登れそうにない二段滝。左から一段上がり、二段目は凹角のところを上がって落口へトラバース。やばそうだったので、補助ロープを出しました。
二段15m
 その上のゴルジュ最後の滝を超えると、米子沢愁眉のナメ滝が始まります。
ナメの始まり
 谷を抜けたので秋の日差しがまぶしい。
明るい
 ナメは延々と続きます。
まだまだ続く
 10:30には奥ノ二俣へ。この辺りまで来ると水量が減って沢も小川のようです。
奥ノ二俣
 やがて避難小屋の水場に到着。靴を履き替えて時刻は11時。頂上を往復するとプラス2時間で下山が遅くなるので、そのまま下山することに決定。頂上付近は紅葉が始まっています。
紅葉が始まっている
 頂上の代わりにニセ巻機山で撮影。ニセの字を隠しましたが、隣には九合目の標識が。
ニセ巻機
 途中で2回休憩を入れ、足元の悪い井戸尾根を下り、駐車場には13:30に戻ってきました。
 14:20に高速に乗ったのに、途中の渋滞で、結局家に着いたのは17:30になりました。
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2017年9月9-10日 尾瀬・北ノ岐沢中岐沢 2日目

 二日目は5時に起床。焼きそばの朝食を終えて6時過ぎに出発。後ろには別パーティのテン場も見えています。彼らは団扇でちゃんと焚き火をしていました。
出発
 快適な小滝を越えていくと、堰堤のような滝が登場。これを過ぎるとぐっと水が減って、いよいよ源流の雰囲気に。
堰堤のような滝
 最後を右に入ってしばらくで小松湿原に飛び出す。手前の泥流で膝まで没して焦りました。
小松湿原に到着
 獣道を拾いながら斜面を詰め、最後は2055mピークの途中で登山道に出ます。テン場から1時間ちょっとでした。靴を履き替えて、長い下山です。登山道は樹林の中ながら、時折視界が開け、燧ヶ岳も見えています。
燧ヶ岳
 途中で旅人だけ奥鬼怒山(2,140.8m)に寄り道。木に覆われて何の展望もありませんが、二度と来るとは思えないので、登っておきました。
奥鬼怒山
 先行する二人を追いかけて奥鬼怒沼湿原へ。湿原の向こうに日光白根が聳えています。
奥鬼怒沼湿原と日光白根
 物見山への登りで二人に追いつき、頂上で休憩(9:57)。ここからは急な道を一気に下ります。途中からは燕巣山と四郎岳が見えています。
燕巣山と四郎岳
 旅人は1時間ちょっとで湯沢の横断地点に到着。近くのゴルジュ奥には黒光りした滝が見えています。
湯沢の滝
 沢靴を洗ったりして二人を待ち、待ちくたびれた40分後にようやく到着。そこから最後の一踏ん張りで、12:35に大清水に戻ってきました。花豆ジェラートを食べてから帰り支度をし、13時に帰途に就きました。

2017年9月9-10日 尾瀬・北ノ岐沢中岐沢 1日目

 昨年は台風で中止にした尾瀬の沢にN夫さんS太くんと出かけてきました。天気図では前線に挟まれた高気圧が本州を覆い、快晴の週末が予報されています。
 ある程度の渋滞を予想して、土曜日の8時に赤城高原SAで待ち合わせましたが、想定よりも早く7:20には集合。朝食を食べてから大清水に移動。9時に駐車場を出発しました。
 奥鬼怒林道を1時間40分歩いて入渓点のヘアピンカーブに到着。準備を整えて11時前にスタート。いきなり熊笹の藪こぎから始まり、何とか沢に降り立ちます。昨日までの雨で水量は多いような気がします。
入渓
 最初は平凡な感じが続きますが、途中でバランスを崩して水に浸かってしまいました。岩の間を水を落とすこの滝は釜が深く、左から小さく巻きました。
釜が深くて取り付けない
 その次の滝も登れそうになく、先行パーティも左から巻いているようです。熊笹を掴みながらの嫌らしい高巻きで、二人には途中でお助け紐も出しました。
左を高巻き
 休憩の後、先に進みますが、陽光にさらされていい感じの沢登りです。
いい感じ
 先行パーティが戻ってきて、この先が大滝とのこと。荷物を置いて大滝見物に。水量豊富で豪快な滝です。高巻きの最後は落口へ木の根を掴んで2mほどクライムダウン。懸垂しているパーティもあるようです。
中岐沢の大滝
 大滝を超えると技術的に難しいところは終了。楽しく登って行きます。この滝は左から。
左を登ります
 先行パーティが遡行図を睨んで悩んでいる(二俣ではなくインゼル状でした)のを追い抜いて進みます。明るくて気分がいいですね。
明るい
 この滝は右のコーナーから。
右のコーナーから
 ナメが続く中、分岐の選択を慎重にしながら進みます。ポイントではN夫さんのスマホGPSで現在位置を確認。
ナメが続く
 1760m辺りで左から煙が上がっています。我々も1780mの二俣先でテン場を確保。時間は14:30なので、初日は5.5hで終了。技術力不足で焚き火は不発に終わりましたが、焼肉、ナスの肉味噌炒め、冷やし中華と豪華な食事を楽しんで、18時には就寝。

2017年8月26-28日 南アルプス源流を巡る旅3日目

 源流を巡る山旅の3日目は大井川の三国沢。出発はやや遅めの5:50。
三日目スタート
 途中の釜にはイワナが泳いでいます。やがて間ノ岳の稜線が見えてきました。昨日は北側から、本日は南側から眺める稜線です。
間ノ岳が見えてきた
 休憩も交えながら、1時間少しで農鳥沢の出合。
農鳥沢出合
 左の三国沢を詰めていきます。
源流が近づく
 徐々に水の流れが細くなり、やがて消えてしまいました。
一旦水枯れ
 8:25に農鳥小屋へのトラバース道に到達。ここは復活した水流が水場になっています。
トラバース道へ
 このまま水流を辿って稜線を目指します。源流は右のようですが、最後が岩場になりそうなので、ここは左に進むことに。
大井川の源流
 こちらもやがてガレと草付きが混じる斜面となり、岩も使いながら慎重に登ります。雲の中に入っているので周りがよくわかりません。
稜線間近
 最後はハイマツの間を縫って稜線に到着(9:30)。雲が少し切れた間に振り返ると、大井川の源頭部が確認できました。
これを登ってきました
 オリジナルの計画では、この後間ノ岳から北岳を越えて、白峰御池小屋で幕営の予定でしたが、稜線は風が冷たく、雲の中では3,000mの稜線歩きも多くを期待できないので、エスケープルートに変更。野呂川越から両俣小屋に戻ります。疲れた足に野呂川越までのルートがきつかった。
野呂川越
 両俣小屋で片付けをした後、16:10のバスを目指してノンビリと林道を下ります。広河原でもう一泊した後、翌朝一番のバスで帰るつもりでしたが、始発が10:00にしかありません。これではあまりに無駄なので、仕方なくそのまま帰途に就きました。
 正直疲れましたが、お天気に恵まれて、長年の希望の山行を終えることができました。

2017年8月26-28日 南アルプス源流を巡る旅2日目

 源流を巡る旅の二日目は4:00に起床。結構冷え込んで寒い夜でした。朝食を済ませて5:10にスタート。小屋脇から沢に入る道を進んで入渓。直ぐに左俣沢を分けて、右俣沢に入ります。
右俣沢へ
 沢を渡ったり、林の中を歩いたりして進んでいくと、間ノ岳の稜線が見えてきます。日の当たらない沢は、水も冷たくて、まるで秋のよう。そんな中でドボンした田中さんは凍えています。
稜線が見え始める
 次第に傾斜が増してきて、2450m辺りで右の枝沢に入ります。
ここから右へ
 ようやく日差しの恵みを受け始め、体が暖まってくる。振り返ると仙丈ヶ岳が。
仙丈ヶ岳が
 やがて三峰岳のカールの底へ。途中には赤テープもありました。踏み跡を辿り、右手の一番低いところを目指して登山道へ。
カールから右寄りに
 最高の快晴で周りが一望できる。
甲斐駒と仙丈
 仙丈の左には、遠く槍穂の山並みもはっきりと見えています。
槍穂も見える
 そこから一登りで三峰岳(みぶだけ)の頂上2,999mへ。時間は10:40なので5時間半かかった計算です。三峰岳は周りには北岳、間ノ岳があって目立たない残念な山です。頂上からは360度の風景。雲海の上には富士山も。
三峰岳
 塩見岳から南部の山。そこを割って流れる大井川。
塩見岳方向
 頂上で休憩していると、トレランシューズの軽装のお兄さんがやってきた。両俣小屋から2時間で来たというのでビックリ。話をしていると、どうやら我々と同じコースに進むらしい。彼は釣りが目的だそうですが。三国平への途中でさっさと追い抜かれ、そのまま姿が見えなくなりました。
三国平から農鳥
 今日はこの後大井川へ下るだけなので、我々はのんびりと熊ノ平へ。熊ノ平小屋は市営らしく、小屋番さんに尋ねたら、静岡市の運営だそうです。
熊ノ平へ
 小屋の水場から下降に入ったが、テント場の辺りから降りたほうがよかったようだ。乗越沢は昔は登山道もあったようで、時折踏み跡が現れる。1時間ほどで大井川との合流点へ。時間は13:30。
大井川に到着
 高台にテントを設営して、焚き火の準備。田中さんの竿を借りて降ってみると、時々イワナが食いついてくるが、合わせられません。焚き火を囲んで飲んでいると、先行したお兄さんが下流からやって来て、おしゃべり。こちらが釣れないという話をすると、あっという間に二匹釣り上げてきて、分けていただきました。焚き火でじっくりと塩焼きです。彼は明日、奈良田に下るそうです。
塩焼きだ
 塩焼きは未完成だったので、焚き火の脇に置いたまま、19時に就寝。好天に恵まれた2日目でした。

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